こんにちは、ことばです( *´艸`)

今日のテーマは「礼儀正しい人は
どういう価値を生むのか」
です。

あなたの職場に、あなたが「苦手だなあ」と
感じてしまう方って、おられますか?

もしおられた場合、その方の特徴って、
結構共通していると思うんです。
(飽くまで、職場内で接するときの態度です)

・自分のその日の感情で、勤務態度が変わる人

・自分の意見を曲げず、感情論で反論する人

・言動が、なんだか否定的、攻撃的な人

・相手によって、態度が変化する人

上記の特徴の方って、自分が関わる場合
「ちょっと苦手だなあ・・」って思いませんか?
ぼくは大変苦手です(;^ω^)

自分がひとと関わらずに生きていきたい理由の上位に
常に存在しています。こういう方を

「無礼な人」と一括りにしても良いでしょうか。


先日、こういう本を購入しました。

「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である
DSC_0360
職場の無礼な人が、会社にとってどのくらいの
利益損失を生み出し、礼節がどのようなメリットを
生むのか」
を20年研究した、集大成の本とのこと。

すごい。ありがたい。とうとい。

ぼくは、自身の経験と現在の仕事柄、いつも
「自分が人と接するときの態度」

「相手が自分に対してどのような態度をとるか」
を、よく考えています。

「無礼な人」というイメージで括ると
状況にそぐわない大きな声の人、
攻撃的な人みたいなイメージを連想しがちです。

ですがぼくみたいな「傷つきやすく、保守的な人」も
「関わる人」を無意識に傷つけている状況が
多いように思います。

繊細な人、自己肯定感の低い人は、「自分の痛み」には
敏感ですが「相手がどう思うか」に対しては
鈍感なことが多いように思います。

じぶんの話で恐縮なのですが、一時期、高校の先輩と
ルームシェアをしていました。

先輩はいわゆる「超不良」で、ぼくは何故か気に入られ
よくお話していました。
(周りからは、カツアゲされているように見られていた)

そんな先輩と住んでいた頃、
ぼくは当時から自分に自信がなかったので、会話の端々に
「ぼくなんか」というフレーズをよく織り交ぜていました。

ある時、先輩にキレられたんです。
「お前、俺をバカにしてんのか」と。

ぼくはどぎまぎして、何か自分が失礼な態度を取って
しまったのかとぐるぐる考えましたが
思考の途中で先輩が

「お前はよく自分を卑下するけど、それはお前を
大事に思っている奴を、一緒に下げているのと同じだ。
お前にとって、俺はその程度の存在だと言っているのと
同じだ。お前にとって、俺はなんなんだ?」

その時、ほんとうにびっくりしたのを覚えています。

当時は実は意味が分からなかっんですが
年を経るごとに、経験を重ねるうちに、

「弱いことが、無礼な人より人を傷つけないわけじゃ
ないんだな」
と考えるようになりました。

「不良」は世間的には「無礼な人」ですが
「弱い人」と同様、きっと多くを経験し、傷つき、だから
傷つけ、レッテルを貼られることばかりなんだろうなと
考えています。

「ひとを言葉でカテゴリのように括る」
のも、難しいんだなと思います。

すみません、本題に入りますね(;^ω^)

会社という組織で考えた場合「無礼な人」が存在するだけで
「そうではない人」は、ポテンシャルが下がるようです。

仕事の労力、仕事にかける時間、仕事の質。

これらを意図的に下げ、会社の生産性が低下
結果的に利益の損失が発生する。

また、攻撃的な人は、職場環境を悪化させます。
悪化するとどうなるか。

人間関係を理由に、離職する方が増えていきます。

職種によりますが、基本的にどの職場も人手が足りません。
会社にとって、人材は宝です。

「複数の職員さんの離職の理由になるような人」は
個人の人生を狂わせ、会社から人材という資源を奪っている
わけですから、「無礼」が解雇事由に該当しても良いとは
思うんですけどね(;^ω^)

じぶんの姿は、じぶんには見えません。
吐いた言葉も、その時の態度だって、相手に
どんな影響を与えているか、はかり知れません。

もう少し、日々アンテナを立てて生きていければいいなと
思う、ことばでした。