
こんにちは、ことばです( *´艸`)
今回のテーマは
「反応をすることが、いかに大切なのか
改めて考えてみる」というものです。
ぼくが出来ているから
あなたもこうしてみたら?
みたいなお話ではなくて、相手の行動に対して
自分が常にどういう対応をすれば
相手が楽なのか、気持ち良くなって
もらえるのかを考えて、実践出来たらいいなぁという
言わば「願望」です💦
ちょっと分かりにくいでしょうか?
なるべく伝わるように、書かせて頂けたらいいなと
思います。よろしくお願い致します。
【リアクションとは】
「リアクション」の意味ですが「外からの働きかけを受けた事で生じる
反射的な対応」の事です。
英語のreactionが由来で、カタカナ表記が
浸透していますね。
行為、動作を表すaction(アクション)に
再び、新たに、反対などの意味の「re」を
つけると「re-action」リ-アクションとなります。
自分主体で発信することではなく
「相手が発信したことに対しての自分の反応」を
差します。
ぼくは、リアクションという言葉を聞くと
芸人さんを連想します。
漫才における、ボケに対してのツッコミ
「なんでやねん!」もリアクションですよね。
ボケを活かすのも、腐らせてしまうのも
ツッコミの役割の人のリアクションが
大事だったりします。
芸事だけのお話ではなく
日常で日々、他人とコミュニケーションを
とっていると、改めてリアクションって
大事だなと感じる機会が多いです。
【意識した経験】
自分が普段、他人にどういうリアクションを取っているのかって、あなたは意識したこと
ありますか?
ぼくは、現在の仕事(介護職です)を始めてから
意識するようになりました。
介護職の前は、店舗で接客業をさせて
頂いていました。
自分では全く意識していませんでしたが
当時、ぼくは身振り手振りを交えた
過剰なリアクションを取っていました。
同じアルバイトの先輩に
「お前って、なんでそんな演劇みたいな
リアクションなん?」みたいに
イジられた事もあります笑
後で考えた時に、自分に自信がないぼくは
言葉に添えた、ボディランゲージで
想いを相手に伝えようとしていたのかなと
納得しました。
当時は無自覚で、コミュニケーションの齟齬が
ないように必死だっただけなのですが
過剰なリアクションは、どちらかといえば
好かれていたような印象で
過剰で気持ち悪いとか、変な奴だななどの
悪印象を、相手に与えていたわけでは
なかったようです。
【プロのリアクションから学べること】
プロのリアクションとはどういったものでしょうか?
俗にいう「イジられ芸人」というカテゴリに
括られる、芸人さんのリアクションは
プロそのものですよね。
番組の企画で、痛かったり、熱かったり、寒かったり
する色々な何かに挑戦して、
笑いを生み出されているわけですが
視聴者であるぼくらは「何を見た瞬間」に
それらを「面白いと捉える」のでしょうか?
世代が限定されるかもですが
ダチョウ倶楽部さんの熱湯風呂における
一連のリアクションを例に、考えてみますね。
①アクリルかなにかで出来た、透明な浴槽に
熱湯が並々と注がれています。
②番組の流れで、上島竜兵さんが
その浴槽に入らざるを得なくなります。
③周りの人たちがそれを「手伝う」という名目で
上島さんの背中を押そうとします。
④自分のタイミングで入りたい上島さんが
その時「押すなよ!絶対に押すなよ!」と
叫んで、周囲を牽制します。
⑤上島さんの願いも虚しく、目を逸らした瞬間に
周りに背中を押されて、熱湯風呂にダイブします。
⑥自分のタイミングで入れなかった上島さんは
吃驚した気持ちと熱湯の熱さを、身体の全身と
大声を使って表現します。
⑦熱い熱いとのたうち回りながら、普段では
考えられない俊敏な動きで浴槽から飛び出ます。
・・ここまでが、熱湯風呂における上島さんの
一連のリアクションです。
上記の中で、あなたが「一番面白く感じる部分」は
どこでしょうか?
お笑いの感性は人それぞれですので
優劣のお話ではないことを先に断っておきますが
恐らく一番最後の
「上島さんが熱湯風呂に落ちた後のリアクション」で
笑う方が、大半なのではないでしょうか。
浴槽が透明なのも、熱湯風呂に入る流れも
周囲が手伝おうとするのも「押すなよ!」と
牽制するのも
最後の「上島さんのリアクション」を
視聴者に伝わりやすくする目的に
集約されています。
いわば①~⑤は「オチの効果を最大化するために
必要なお膳立て」ですね。
ここで例えば、上島さんのリアクションが
薄かったらどうでしょうか?
お膳立ての部分が一緒でも、笑いの量に関して
かなりの差が生まれるのではないでしょうか。
リアクションの根底は「共感」です。
相手が受けた「外界からの刺激」に対して
想定した反応よりも低かったり
全然違ったり(泣いて欲しいのに笑ったり)すると
受けた側は、不安を覚えます。
熱湯風呂に入っても、平然としていたり
あまり嫌そうじゃなかったりした場合
視聴者が抱く想いとしては
「・・本当は熱くないんじゃない?」
「な~んかやる気ないなぁ」
「ちゃんと仕事してんの?」みたいな
「想定していた反応ではない事」に対して
落胆や、怒りのような感情を抱く方も
いらっしゃいます。
つまり、リアクションが「薄い」と
印象がネガティブになりこそすれ
よりポジティブな印象に変わることって
少ないのではないでしょうか。
プロの芸人さんでいうと
キングコングのお二人は
「対人のリアクション」も、とても上手です。
ぼくは梶原さんが、カジサックとして
youtuberで活動され始めてからやっと
キングコングの魅力に気付いたクチですが
梶原さんも西野さんも
相手に対しての「聞く姿勢」がとても素敵です。
その上で、ゲストに対しての「話の引き出し方」は
少し違っていて、梶原さん(カジサックさん)は
常に相手の事を考えながら、徹底的に聞き役に回りつつ
会話の隙を探りながら、空気を作っていくような印象です。
対して西野さんは、ゲストや視聴者に
いま、ご自分がどう映っているかを常に考えながら
「双方が得をするような」気持ち良いくらい
振り切ったリアクションをされることで、結果的に
ゲストや視聴者を楽しませています。
梶原さんは「相手を主体にした
相手のためのリアクション」
西野さんは「自分を主体にした
双方のためのリアクション」
みたいな印象です。
どちらもプロの技術で、とてもぼくが
真似を出来るものではありませんが
この表現の違いは「お二人の自己肯定感の違い」
なのかなと思っています。
あんな表現が出来るお二人が身近にいらっしゃる
周りの方々は、幸せだろうなあと思います。
【リアクションの大切さ】
相手の行動に対して、反応を意識して返し続ける事は、人間関係に重大な影響を及ぼします。
日本で生まれ育った方は、国民性からか
和を重んじ、場を乱す事を良しとしない方が多く
その分、自分を表現することに苦手意識を
持たれるようです。
リアクションを取ることは
相手への「距離感」を示すためにも
大事な事です。
ぼくの数少ないお友達にも
「本心が相手に伝わらない」
という方がいらっしゃいます。
その方は、物事に対しての洞察が深く
ご自分の考えを言語化するのが上手で
お話すると、とても楽しい時間を
提供してくれます。
人と話す時に感情が乗らず
表情の変化も比較的薄いので
「何を考えているかが
喋らないと伝わりづらい」のですが
「感情や表情といったリアクション」を
含めた表現に乏しい方は
相手に「距離感を間違えた対応」を
取られやすくなります。
例えば、なにか指摘をされた時
ぼくのお友達は、誰に何を言われても
表層的な変化が薄いため
「結構きつい事言われたのに、平気なのかな?」
「動揺してなさそう・・メンタル強いなぁ」
みたいな印象を、自分も受けていました。
ですが後でお話した時に
「あの時に言われた言葉で、すごく傷ついた」
「家で毎日泣いてた」
みたいにお話してくれて
「そうだったんですか・・」と
びっくりしたのを覚えています。
※友達にも敬語なのは、ぼくの癖です
傷ついた経験を話してくれているときも
感情が乗らずに表情の変化も薄いので
これがスタンダードなんだから
こういう時、とても辛いだろうなぁと
思いました。
自分の心の動きを上手くリアクションして
表現出来る方は、きっと様々な面で
プラスに働きます。
人の心理の特徴として
返報性の法則というものがあります。
相手にされた事と同等量の感謝や恩を
自分も返したくなる心理の事ですが
表現が感情や表情に上手く表せない人は
相手が「この人にはここまで言っても大丈夫だろう」
という見極めを、間違えてしまう確率が高まるのでは
ないでしょうか。
また、相手に感謝していても
それが上手に伝わらないために
「本当に感謝してくれてるのかな?」
「自分のことなんて何とも思ってなさそう・・」
みたいにマイナスに思われやすく
コミュニケーションに
齟齬が生まれてしまいます。
「他人の考えていることを
完全に把握すること」は、絶対に出来ません。
人が想いを伝える手段は、言語と
非言語(身振り、手ぶり、アイコンタクトなど)
になりますが、どちらを使ったとしても
「相手に自分の伝えたいことを100%伝える」
ことは出来ません。
意味を取り違えたり、間違った理解や解釈を
与えたり、受けたりする事を
「誤解」といいますよね。
この「誤解」を与えたり、受けたりする可能性を
少しでも減らせる技術が「リアクション」であると
ぼくは思います。
言葉を尽くしても、分かり合えない人もいます。
それは仕方がない事です。
ただ、本来は仲良くなれたはずの人同士が
誤解によって離れてしまう状況は
とても悲しいことです。
あなたに「リアクション」の大切さが
少しでも伝わったら、嬉しいなと思います。
【まとめ】
今回は「リアクションの大切さ」について書かせて頂きました。
リアクションとは「相手が発信した事に
対して反応を返す」ことで、言葉以外の
表情や態度なども含まれます。
リアクションが上手な方は、相手に
「自分はあなたの事を、こう思っている」
という想いが伝わりやすいため
お互いに「距離感」を掴みやすくなり
感覚が合うなと思う人同士は
そのまま仲良くなれたりします。
リアクションを意識することは
人の中で気持ち良く生きていく
ためのものなので
まずは、ご自分が
「この人楽しそうに笑うなあ」とか
思う人の行動を、ちょっと意識して
見てみると、参考になるかも知れませんね。
あなたが日々、少しでも楽しく
過ごせるように願っています。
ことばでした。
読んで下さってありがとうございました。