ひていしたくないことは2
こんにちは、ことばです( *´艸`)

今回のテーマは
「人を否定しない考え方の
メリット、デメリット」
です。

ことばも常に悩んでいる
「人を傷つけない伝え方」
「表現方法」
のお話です。

「否定しないことにデメリットがあるの?」
って、疑問に思われるかも知れません。

「人を否定することを否定しつづける事」
には、明確にデメリットがあります。

今回は、その辺の考え方と
克服方法を考えていけたらと思います。

よろしくお願いいたします。

【人を否定することが嫌い】

あなたは、他人のすることや考え方が
自分と違う時、どういう行動をとりますか?

ぼくは、自分の立場や関係性と
照らし合わせて、自分と関係が深い人ほど

今後のお互いのために
考え方の違いについて
話をする機会を持とうとします。

それは「その人との関係を
今後も続けていきたいから」
という
理由に集約されます。

自分が正しいと思っているわけではなく
お互いの考え方の違いを
お互いが知っておくことで

必要のない摩擦を減らして
気持ちよく過ごしていくためです。

実際に何度も会ったり、遊んだり
お互いの内面を話したりするような人
でなければ、相手の考え方が自分と違っても
指摘したりすることは、自分はありません。

ことばの指向として、恥ずかしい話ですが
「人そのものへの興味が薄め」です。

他人がどんな行動をしても、自分や周囲に
強い影響が出なければ、良いかなと思います。

ですので、メディアの大衆の興味を
引くための、あえてのネガティブな報道や
有名な人の事件などには
あまり興味を持てません。

でも大多数の人は、そうなんじゃ
ないかなと思っています。

他人の人生の出来事の情報をいくら仕入れても
自分の人生は好転しませんものね💦

今回は、飽くまで個人的なお話なので
メディアの在り方や、仕組みに
言及したいわけではありません。

次の項目から「否定しないことの
メリット、デメリット」
をお伝えしますね。

【人を否定しないメリット】

そもそも「人を否定しない」とは
どういうことでしょうか?

否定の意味ですが
「そうではないと打ち消すこと」
とあります。

相手の提案や考え方に対して
「それは違う」「その考え方ではダメだ」などと
打ち消す行為を指します。

他人の意見を否定しない対応は
人間関係を作る上では色々なメリットがあります。
例えば・・

・相手との関係が良好になる

・議論が建設的になりやすい

・周囲の評価が上がり
より相談されやすくなる


などなど、
なんとなく想像が付きやすい
かなと思います。

相手が
「こういうのではどう?」
みたいに提案してきた時
「いや、そうではなくて自分はこう思う」
みたいに

否定から会話を始められると
相手が受ける印象として

「提案を否定された」という印象でなく
「提案をした自分自身を否定された」ように
感じてしまいます


相手の提案に対して、自分の意見が違う時も
「なるほど。自分はこう思うよ」のような

「肯定」から会話を始めると
相手の自尊心を刺激せず、適切な議論に
発展しやすいため、相手との関係が
良好になりやすい
といえます。

つまり、議論をする時や自分の考えを
相手に伝える必要がある時には

相手の考えを否定してから
自分の意見を言う流れの方が
なんとなく筋道が
立っているように感じてしまいますが

「相手の考えを否定するプロセス」を
挟まなくても、結果は変わらず
会話は成立する
という事ですね。

このように
「人を否定しない事」には
様々なメリットがあり、それに関して
たくさんの書籍、記事、動画があります。

では、ことばのように「人を否定する事は悪い事」
みたいな考え方が、自分に根付いてしまった場合は
どうなのでしょうか。

次の項目から、本題に入りますね。

【人を否定しないデメリット】

では、人を否定しないデメリットを
考えていきたいと思います。

これは
「すべての事柄において、人を否定する対応に
苦手意識を感じている」

自分自身の悩みでもあります。

人を否定しないデメリットは以下の通りです。

・人に指摘が出来なくなる

・合理的な判断が出来なくなる

・興味の幅が狭まり、人への関心が薄くなる

・「否定された時」の耐性が獲得しづらい

・「優しい人間」と誤解されやすい


それぞれ、細かく掘り下げていきますね。

★人に指摘が出来なくなる

自分は、仕事の役割として
職員さんに指摘をしなくては
ならない立場です。

「指摘」の意味ですが
「大切な点や注意すべきこと、欠点や過失などを
具体的に取り上げて指し示すこと」
とあります。

仕事として適切でない事を相手が実施した時
それを際立たせて自覚させ
言葉や行動で矯正させるのが
指摘する役割を担う人の仕事です。

つまり「価値観の上塗り」をするわけですが
常に悩みを抱えながら指摘をしています。

例えば、職場は介護施設なのですが
若い職員さんが不織布のマスクではなく
ウレタンのマスクで勤務をされていたとします。

マスクごとの性能差は、世間に周知されて
いますので、より性能の高いマスクを使用して

現場に入る事がベターなのは
お分かりになるかと思います。

こういう状況の時、あなたでしたら
何と言って指摘をされますか?

「〇〇さん、介護施設ですので
仕事中は施設に常備している
不織布のマスクで勤務して下さいね」

これで、いいじゃんと思われますよね。
いえ、ぼくもこれでいいと思います。

ぼくは指摘の前に、下記のような事を
ごちゃごちゃ考えてしまうんです💦

「この人なりの事情があるんじゃないのか?」
「そもそもマスクのデータは信頼できるのか?」
「本当にそこまでしないといけないのか?」
「自分も大衆に迎合されているだけではないのか?」
「自分の伝え方が悪くて、この人の価値感に
影響を与えてしまったらどうする?」


などと逡巡して、結局

「でも仕事なんだから。万一、利用者様が
感染症に罹って、一番傷つくのは誰だ?」

「自分が嫌われて、施設を守れるなら
それでいいか」


という思考に落ち着いて、ドキドキしながら
タイミングを見て指摘・・という
パターンが常です。

指摘ひとつで結構疲れているのですが
それも「人を否定する=悪い事」という
価値観が、ベースにあるからかなと思います。

★合理的な判断が出来なくなる

「人を否定する事を否定する考え方」
は、フラットなものではありません。

偏った思考というのは、その部分だけ見れば
素敵だったり、魅力的だったりするものですが
裏側から見ると、歪んでいるのかも知れません。

物事の理屈に照らし合わせて判断する
合理的な考え方ではなく、表層の感情の部分で
判断しているため、

否定することを否定する価値観のままでは

結局は、大局を見通せず失敗してしまう事が
多いのではないかなと思っています。

★興味の幅が狭まり、人への関心が薄くなる。

「人の事を悪く言うのが苦手な人」は
人から信頼されやすいです。


ですが、人が持つ独特の「おかしみ」ですとか
「滑稽さ」のような、思わず吹き出して
しまうような、ユーモラスな場面でも

「これを表現するなんて、悪い事だ」と
自分の想像力に蓋をしてしまいます。

「他人を表現しようとしない人」は
繊細な感性を育てる土壌を
自ずから、手放しているような印象
があります。

ぼくが正にそうです。

ユーモアが乏しく、お話をして人を笑わせたり
楽しませたりといった事に、苦手意識があります。

それは、普段から他人を悪く言ったりする事が
少ないため、それが結果として

「人を言葉で表現する」能力が
磨かれてこなかったのではないかなと
考えています。

卵が先か、鶏が先かの話になりますが
自分は他人への関心が薄いです。

他者に感情のエネルギーを長期に渡り向けるには
相手と関係性を築く必要があります。

自分は他人を怒ったり、恨んだりするほど
関心を持ったり、関係性を築けなかったため

ブラックなものを含めたユーモアが、あまり
磨かれなかったのではないのかなと
思っています。

ですので芸人さんや、話術が長けている
人に憧れたり、好きになったり
するのかも知れません。

★「否定された時」の耐性が獲得しづらい

「人を否定することを否定する」という事は
翻せば「自分が他人に、否定される対応を
取られたくない」
という事です。

ですので「否定してくる人」の心理を
理解しようとする時、どうしても
負の感情が先行しやすくなります。

「自分が苦手な否定する対応を
この人はしてくる・・」


という状況に、平静ではいられなくなり
相手の思考や自分に伝えたい事を
汲み取れない事が多くなるかと思います。

★「優しい人間」と誤解されやすい。

「優しい」とは何でしょうか?

「人を否定しない」ことが優しいのであれば
「何もしない傍観者」も優しいといえると
ぼくは思います。

無人島でひとりになった、何も出来ない人に
魚の捕り方ではなく、魚をただ渡して
去っていくだけの人も優しいです。

野良猫に餌をあげる人も優しいです。

子供が転んだ時、手を差し伸べて
立たせてあげる人も優しいです。

優しいと形容される行動が、一面的で
一方通行な時、それは「優しさ」ではなく
「エゴ」と形容されるべきものかも
知れません。

ぼくは自分を「優しい」とは思いません。

「人を否定しない」のは「自分のため」
「自分が社会の中で、摩擦なく生きていくため」
の行動だからです。

以上のように
人を否定する事を否定してしまうと
様々な自己矛盾に囚われてしまう事が
一番のデメリットなのかも知れません。

【まとめ】

今回は「人を否定しない考え方の
メリット、デメリット」
という内容で
書かせて頂きました。

・・すみません、後半の内容は
とても共感できるものでは
なかったと思います💦

社会で生活をしていく上で
「人を否定しない対応」は
是非とも身に着けるべきものです。

人との無用な軋轢や諍いを回避し
「肯定する対応」によって、あなたが
信頼の置ける人を、どんどんと
増やすことが出来るからです。


自分の場合、この否定しない考え方の
根幹は「自己評価の低さ」に由るものです。

「自分如きが他人を否定するなど何様だ」
という偏った価値観
思考が形を成したものなので

それを先述したように「優しい」などと
形容されると違和感や、罪悪感を覚えます。

物事は一面的に捉えると、どうしても極端に
寄ってしまいますが、本来多面的
です。

「弱者」や「繊細な感性」を持つ方が
主張する事柄が、必ずしも正しいわけ
ではありません。

自分の中の「正しさ」とはなにか。
考え続けたいと思います。

結論
「人を否定しない考え方」は
あなたを少し生きづらくするかも知れません。


でも、そんなあなただから
人に信頼され、人の中でより良く
生きていけるのだと思います。

辛い事があっても
一緒に生きていきましょうね。


ことばでした。
読んで下さって、ありがとうございました( *´艸`)
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