
こんにちは、ことばです( *´艸`)
「目的のためなら手段を選ばないやり方」を
あなたはどう思いますか?
以前のデリカシーに関しての記事で、
社会的に害を成す三つの心理的要素
【Dark Tried】を紹介させて頂きました。
今回は、その内のひとつ
「マキャベリズム」について
どういったものかを、簡単に説明させて
頂くと共に
「この思想の何に問題があるのか」を
書かせて頂きます。
よろしくお願いいたします(*‘v‘ *)
マキャベリズムとは
マキャベリズムは、ルネサンス期の外交官である
ニッコロ・マキャヴェッリさんの思想
および著書である「君主論」の内容に、由来します。
「政治は道徳や宗教から、切り離して行うべき」という
政治理論が転じて「目的を達成するためなら、どんな
手段も厭わないやり方」を、指すようになりました。
「マキャベリズム」を支持する人や、実行する人を
「マキャベリスト」と呼びます。
「どんな手段も」というところに、この思想の怖さが
垣間見えるかと思います。
元の政治思想が
「政治に道徳的観念の介在する余地はない」
という、過激なものなので
「非道徳的、非人道的な手段も、目的を達成するために
必要ならば厭わない」という考え方です。
マキャベリズムの特徴
「マキャベリズム」傾向の方の特徴として
以下のようなものが挙げられます。
・秘密主義
・人脈を重視する
・多数のために少数を犠牲に出来、必要であれば
その逆の選択も出来る
「マキャベリズム」傾向の方は
秘密主義の方が多いようです。
秘密主義とは、物事をすべて秘密にして
他の人と共有する事をしない、または
そういった行動をとる人の事を指します。
例えば、自身のプライベートな事や、自分の
気持ちなどを一切話さない方や、
外界の刺激に対して感情の起伏が緩やかな方など
とにかく「相手に与える情報を最小限にとどめる」
ような方を表しています。
なぜ、こういった行動を取るのかというと
「マキャベリズム」の方は、自身の目標のため
必要があれば「他人」を犠牲に出来る考え方です。
「必要な時に最善の選択が出来るように」
自分の情報は極力、相手に渡さないように
努めます。「自分の情報」を相手に知られるほど
「弱点」「自分の弱み」を相手に握らせている
ようなものだからです。
「人脈を重視する」のも、結論は同じです。
「マキャベリズム」傾向の方にとっては
「人との繋がり」は「選択肢」であり
最良の結果を最善のタイミングで生み出すまでに
築いておきたい「人の脈」です。
「マキャベリズム」の傾向が強い方ほど
人を踏み台のようにしか捉えられなくなっていきます。
そして「多数を守るため、少数を犠牲にする選択」
が、必要であれば躊躇なく実行できる人です。
とても有名な思考実験の問題に
「トロッコの問題」があります。
「暴走したトロッコの先には5人の作業員がおり
線路を切り替えれば1人の作業員がいます。
あなたは線路を切り替えますか?」
という「多数を取るか、少数を生かすか」の
典型の問題かと思いますが、
「マキャベリズム」傾向の方は、こういった
思考実験に、明確に答えを出します。
「目的を達成するためなら、手段は問わない」という
分かりやすい例になるかと思います。
マキャベリズムとの関わり方
では「マキャベリズム」傾向の方と関わるには
どういった事に気を付ければ良いでしょうか?
・(相手にとって)自身の価値を示す
簡単ですが、これに尽きるかなと思います。
「自分が、相手の目的にとっての手段にならない」
つまり、相手にとって利用価値のある存在で
あり続ければ、必然的に
「手段として切り捨てられる」事はなくなります。
この辺の回答は、以前の「サイコパス」
「ナルシシズム」と、似たようなものに
なってしまいますね(;^ω^)
【dark triad】は、その性質的に
似通った部分が多く存在します。
良ければ、以前の記事も合わせて
読んで見て下さいねっ( *´v`)
ま と め
今回は「マキャベリズム」について
その特徴を注意点を、書かせて頂きました。
「マキャベリズム」とはルネサンス期の
外交官の政治思想が元になっており
「目的を達成するためなら、どんな
手段も厭わないようなやり方」を指します。
現代のビジネスシーンに置き換えると
「自身の出世のため、どんな汚い手段や
他人を犠牲にしても、それを成し遂げる」
ような、強さと独善性を合わせ持った
思想であると言えますね。
実際マキャベリズム傾向の方は
人心掌握にも長けており、
最大の効果を引き出せるチャンスが来るまでは
目立たず、機を窺うようなしたたかさも
持っています。
大変明晰な頭脳を有しているといえますね。
実際の政治家の方に、この性質の方が
多いとされています。
卵が先か、鶏が先か・・。
ことばは、地道にいきます~( *´艸`)
よんでくださって、ありがとうございましたっ!
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